関西発ANA陸マイラー サファイアのSFC修行おぼえがき

主にANAのSFC修行について書いています。

SFC修行最大のピンチ!

皆さん、おはようございます!サファイアです。

すっかり秋ですねー。と言うかもう冬ですね。

 

 

さて、前回のエバー航空 関空発→台北経由→サンフランシスコ往復フライト修行(KIX-TPE-SFO-TPE-KIX)から1か月半ほど経ちました。

 

前に関空の話の最後にちょこっと書きましたが、実はこの修行ルートの中で、プレミアムポイントがもらえない区間がありました。

ただし、メインの一番長いルートTPE←→SFOと、帰りのTPE→KIXだけは無事プレミアムポイントがもらえました! 

 

これはかなりイレギュラーなのですが、いつか何かの役に立つかもしれないので備忘録として書いておきます。

 

ピンチ

  1. 関空から台北までのフライトが無い!
  2. 台北に行く方法
  3. 私のプレミアムポイントどうなる?

ピンチ その1 関空から台北までのフライトが無い!

2018年9月4日、台風24号の影響で、関空は数日の間、すべての運行がストップしました。この時、私の修行予定は数週間後。今回予定していたルートはプレミアムポイント50,000PPの全体の約30%、16,622PPをたたき出すルートだったため、今回のSFC修行が成功するか否かは、この旅程が敢行できるかどうかが、最大の争点でした。

 

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台風が来てからは、毎日毎日テレビニュース、関空の公式ページ、エバー航空のページをチェックし続けました。少しずつ飛ぶ便が増えていく中、1週間経っても私の乗るエバー航空の夜便は欠航のままでした。

 

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伊丹や神戸空港関空の代替え便を受け入れると言う話も出てはいましたが、その後もちっともいいニュースは入って来ませんでした。関空よりも2つの空港の方が家から近いので、国際線が飛んでくれたらラッキー!なんてノンキに思ったりした日もありましたが、時間が経つにつれ、この2空港は設備的な問題で国際線が飛ぶのは無理と言うニュースもちらほら聞くようになりました。

 

また、エバー航空のサイトにログインすると、元々のKIX→TPEの横にもう1便、同じルートで異なる時間のフライト予定が記載されており、フライトステータスは予約不能と記載されていました。

 

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『えー!これ、どゆこと?元々の便は欠航で、代替便をあてがってくれているけど、それも飛ばないってこと?』

 

仕事の合間に何度もエバー航空に電話をしましたが、全くつながらないまま窓口の営業終了時間になると言う日々が続き、もうこの旅程は敢行できないかもしれないという、絶望感が生まれてきはじめました。友達に相談するも、『残念だけど、全キャンセルしかないんじゃない?修行は違うルートで考え直した方がいいんじゃない?』と言われました。

会いたい人にも会えない、修行も出来ない。SFC修行も志半ばで、もう今年は無理なのか。。。

欠航になっているのは、行きのKIX→TPE。それ以外のルートは全便飛ぶ予定になっていました。とにかく台北にさえ行ければ。。。とにかく台北へ。。。

 

ピンチ その2 台北へ行く方法

何とか台北に行きたい私は、エバー航空ではない飛行機で台北に行くことも考えました。バニラエアは関空からの航路があります。でもこの時点でもバニラエアが飛ぶかどうか分かりませんでした。

もう一日有給休暇を使い、前日に出る事も考えました。でも、なるべく使いたくなかったし、とにかくエバー航空の人と話をしないと、現在の状況がわからなかったのです。

関空から台北までルートの『予約不能』って何?漢字だけど多分中国語で、日本語と少し意味は違うと思うけど、どゆこと?台北まで行ったら積算率100%の倍率で、それ以降の3ルートのプレミアムポイントはもらえるの?』

など聞きたい事が山積みでした。シミュレーションをしている時に、運賃クラスやルートが変わるだけで積算率は70%になる事があったのです。そうなると修行の追加が必要になるのです。それは困る!

 

そんな日々が続き、フライト予定まであと1週間に迫った頃、アメリカ在住の友達がこう言ってくれました。

『英語は苦手だけど、日本で繋がらないならアメリカのエバー航空に電話してみる?』と。

とにかく日本のエバー航空だけでなくどの航空会社も電話が混みあっていて、平日に丸一日休みでもなければ電話を掛け続けることはできません。

でもアメリカなら。

エバー航空自体、アメリカ発着便は日本ほど多くないし、今のところそう言った大災害はアメリカでは起こっていない。

 

ダメ元でお願いしました。

本人でないため、色々聞かれるであろう事を友達と入念に打ち合わせました。

 

基本情報・・・パスポート番号、有効期限、自宅住所、誕生日、携帯電話番号、チケットの番号、予約番号、メールアドレス、

便について・・・違う便に振り替えられた場合、どの時間・日数まで譲歩できるか、追加料金の上限

 

聞かれそうな事を全て伝えて、私は祈るような気持ちで就寝しました。

 

 

ピンチ その3 私のプレミアムポイントどうなる?

朝起きると、友達から早速連絡が来ていました。

しかも内容にびっくり!!!

 

関空からのエバー航空便は取れなかったけど、チャイナエアラインなら希望に近い便が取れたから、KIX→TPEはチャイナエアラインの便にしてもらったと。。。

しかも、マイルは変えていないかのようにつきますと。

 

『えー!!!』

 

これすごくないですか?!

修行僧の方ならご存知の通り、台湾のチャイナエアラインスターアライアンスではありません。スターアライアンスなのは中国のエアチャイナ。しかもチャイナエアラインのアライアンスはスカイチーム。それが何と、エバー航空で代替便として便を変更してくれたのです。しかも、アメリカの窓口で!!!

 

もうこれは奇跡でした。最悪、積算率が70%になっても仕方ない。なのに100%でつけてくれると。諦めなければ奇跡は起こるのです!!!ということは、おそらくプレミアムポイントもそのままつくと言う事だと理解しました。多分だけど。

 

正直、一番頑張ってくれたのは、アメリカからアメリカのエバー航空に電話してくれた友達なんですけどね笑

 

後で話を聞くと、ものすごーく大変だったそうです。

便を決めるまでは良かったけど、途中で本人じゃない事に気づかれたと笑

 

・本人じゃない人が何故フライト変更の電話してくるのか?

・あなたがフライト変更をしようとしているのを、本人は知っているのか?

・どういう関係なのか?

・私のメールアドレスの確認

・変更内容を今確認できるか?

 

など、とにかくとても大変で、1時間くらい電話をしてくれたそうです。何度も何度も運賃クラスの事は確認してくれたらしく、きっと大丈夫との事でした。

 

その後、チェックインはエバー航空なのかチャイナエアラインなのかがわからなかったのと、マイルの話が聞きたくて、出発の少し前に私も日本からエバー航空に電話をかけたところ、やっと無事繋がりました。

電話の回答は以下でした。

 

『日本のエバー航空に電話をした場合は、代替便は自社便のみしかしません』と言われました。『アメリカの窓口でチャイナエアライン便が取れているようなので、関空のチェックインはチャイナエアラインでして下さい。また、KIX→TPEのチャイナエアライン便に関しては、アライアンスが違うのでANAには通常はつきません。特別な操作をされた場合は分かりませんが、通常は別アライアンスからの付与はあり得ませんのでプレミアムポイントもその区間はつきません』と言われました。

 

アメリエバー航空→変更が無かったかのように付く

●日本 エバー航空→アライアンスが違うから付かない

 

最悪、付かなくても仕方ないけど、付けてくれるなら付けてほしい。そう思いながら私は、当日、チェックインのため、チャイナエアラインの窓口まで行きました。

 

その日の関空はとにかく閑散としていましたが、当初関空から乗る予定だったエバー航空の窓口は長蛇の列でした。

 

私はエバー航空を横目で見ながら、チャイナエアラインでチェックインの手続きをしながら確認しました。

台北までのマイル、ANAに付きますよね?』と。

 

そうすると、『アライアンスが違うので付きません』とバッサリ切り捨てられました。

 

『いや、元々エバー航空に乗る予定で、でも欠航になったからチャイナエアラインに振り替えてもらった。アメリカの窓口ではマイルはそのまま付くと言われた。』と伝えました。

 

でも、『何と言われたかわからないですが、このままではどこにもマイルは付きません。』と言われました。2.3回このやり取りをして、結果、貧乏性の私はしぶしぶスカイチームデルタ航空の番号を伝えました。

 

結論は、デルタ航空にもマイルは付きませんでした泣。その後、エバー航空に電話したけれど、『一度デルタの番号を紐付けたのであえばデルタに取り下げてもらってくださいと言われ、デルタ航空に電話をしたら、今度はチャイナエアラインに話をしてと言われ、チャイナエアラインに電話をしたら、うちではどうにもできないから、そもそもエバー航空に付くと言ったアメリカのエバー航空に相談してみて』と言われました。いわゆるたらい回しです。

 

チャイナエアラインのチケットを取ってもらっただけでも相当ありがたかったので、もう一度アメリカにいる友達に、『KIX→TPEのマイルが付かなかったから、エバー航空に電話して聞いてみて?』とは強く言えず、現在に至ります。

 

チャイナエアラインのチェックインカウンターで何も言わなければ、サラッとマイル&プレミアムポイントは付けてもらえたのだろうか。。。1,061PP欲しかったなー。。。

 

結局、私が計算ミスをしていたため、追加修行はしなくてもSFC目標の50,000PP行く事がわかったので、結果オーライだったのですが。

 

この修行では3区間分の13,961PPもらえました。

 

 

≪結論≫

・緊急時、どうしても航空会社の窓口に電話が繋がらない場合、他国の窓口なら電話が繋がりやすい場合がある。

 

・持つべきものは、外国に住んでいるその国の言語に堪能で親切な友達や親戚。

 

・特別措置で違うアライアンスのフライトをアサインしてもらった場合、欲をかいて下手な事を言ったりしない事。

 

 

という事で、なかなかこう言う大災害のタイミングで修行する人もいないかもしれませんが、年々台風や天災が増えて来ています。やはり修行は、年明け前半の国内線短期決戦がオススメかもしれません。では!